競馬は頭脳の格闘技!

競馬は頭を使う推理ゲーム! 世代限定戦と重賞を中心に、予想と回顧をしていきます!

本日大井で行われる東京ダービーの予想をしていきます。


予想POINT

前走を圧勝したミューチャリーに注目が集まる一戦。的場文騎手がいないのは寂しかったりですが、羽田盃より豪華な顔ぶれに。
その中でも特に、今回のポイントにもなってくるヒカリオーソの出走は大きい。これまでの3勝はすべて逃げてのもので、前走のアクシデント的大敗からどこまで立て直してきたか。今回は意地でもハナを切ろうとするはずで、イグナシオドーロが参戦したこともあってペースはかなり速くなりそう。
今日の大井は外差し傾向に出ているような印象もありますし、距離延長と前傾ラップに対応できそうな馬を選びたいところです。

予想公開

さて、それを踏まえたうえで予想に入りましょう。
今回印をつけた馬は、以下になります。

2019 鳴尾記念
◎12/ミューチャリー
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▲11.ヤマショウブラック
☆10.ウィンターフェル
△3.ゴールドプリンス
△5.サクセッサー


◎12.ミューチャリー

本命はミューチャリーを信頼します。
前走は後続を突き放す圧勝でしたが、正直展開に恵まれた感じは否めない一戦。能力的にも最上位にあることは間違いないが、ここまで単勝人気を被るほどではない。
ただ、先述の通りヒカリオーソが参戦しての前傾戦になると考えたとき、この馬は枠も展開も絶好。
前走恵まれたからといって今回恵まれないとは限らないし、逆も然り。今回も前走のように自分の競馬を擦れば嵌るのでは。
ただ、ペースが緩むと波乱を呼んでしまう可能性はあり。展開が向いても他の馬に出し抜かれることだってありえると踏んでいます。


対抗はこの馬。前走の羽田盃は直線入りのポジションで決まってしまった感じが強く、この馬はその時点で終戦だった。
それでも大外から最後は伸びてきていたし、距離延長が一番向きそうだと思わせる競馬だったのは間違いない。
今回は外枠を引いて展開も向きそう。流れたときに差し込んでくるんじゃないかなと。

▲11.ヤマショウブラック

単穴も差し馬のヤマショウブラック。正直対抗馬との比較が難しい馬ではあるのですが、一緒に突っ込んでくるタイプではある。持ち前の能力と距離延長、枠順も踏まえて今回はあちらを多少上に取りました。

☆10.ウィンターフェル

単純に能力上位。勝ちきれない競馬が続いていますが、北海道2歳優駿なんかは実際勝ってますし、勝ち味に遅いタイプではないか。
これまで後傾ラップの経験が多いだけに、前傾戦になったとき対応できるかは気になるところです。

以下、△3.ゴールドプリンスは少頭数とはいえど前走の差し脚と時計が優秀、内枠を引いたのが不安。△5.サクセッサーは羽田盃で底を見せた感じはあるものの、前走は優秀だったのでまだ見直せるのかなと。大井が苦手な可能性はあり。
ヒカリオーソは展開を考えたときにやっぱりつらいのかなあと。

買い目

今回の買い目はこちらになります。

買い目
三連複 : ◎ - 〇▲ - 〇▲☆(本線)
三連複 : ◎-〇▲ - 〇▲☆△

印上位を厚めに。差し決着を望みます。


それでは、頑張っていきましょう!

みなさん今週もお疲れさまでした。新馬戦も始まり忙しい週でしたが、回顧をしていきましょう。

安田記念

大方の読み通りアエロリットがハナ。VMほどの暴走ペースでもなく、淡々とした逃げを打つ。
アーモンドアイとダノンプレミアムは外枠かつロジクライが内に切れ込んだ影響もあって、後ろから進める競馬となりました。
そして当日の東京芝はあからさまにイン前にバイアスが傾いていて、安田記念もその例に漏れず。直線でもアエロリットとグァンチャーレが粘りに粘る。そしてあと少しのところでインディチャンプが内枠から浮上。外からはアーモンドアイが突っ込んでくるも、前には届かずの3着となりました。

インディチャンプはポジション、展開、枠が全て整ったうえでの勝利だったと思います。こういう新興勢力を4人気に推す競馬ファンもお見事ですね。1着になるとは思いませんでしたが……。適性的にマイルCSも頑張れるのでは?

2着アエロリットは順当に走ってきた感。すべて恵まれていただけにここで勝っておきたかった。VMと同じ走破時計ではあるので、ペース配分次第では……って感じですが、これ以上を望むのは流石に酷すぎるので、勝ち馬が上でしたね。

3着アーモンドアイは新馬戦以来の敗戦でしたが、強いところは見せたと思います。外差しが一切伸びなかった今日の馬場でここまで来られるのは凄いです。実際、上位8頭で2桁馬番はこの馬だけですからね……。力負けでは決してないです。

そして人気を分かち合ったダノンプレミアムは最下位敗戦。今日の馬場であのポジションだとまず無理だったとは思うんですが、スタートで不利を受けたとか故障だとかもあるので一概には言えないですね。強い馬なので現役続行できるといいんですけど。

本命に推したフィアーノロマーノは14着と不甲斐ない結果に。想定よりもポジションがずっと後ろで、グァンチャーレぐらいの位置で運べたら結果も変わったんじゃないかなあと思います。それでも負けすぎ感はあるので、やっぱり右回りのほうがいいのかもしれない……?

そしてそれ以外に安田記念に出走した馬のなかから、秋に注目したい馬をピックアップ!

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今回は出遅れてしまい即終戦。それでもアーモンドアイほどではないですが最後は外から伸びていましたし、地力を見せる格好にはなっていたと思います。ここ2戦の大敗で多少なりと人気は落としそうですが、秋も普通の馬場なら期待できると思います。

その他注目レース

土曜阪神5R 2歳新馬 芝1600m

世代最初の2歳新馬。リアアメリアは誰が見ても圧巻といえるような、視覚的にものすごく強いレースでした。
出遅れて道中は折り合いを欠いていたものの、直線は馬なりでごぼう抜き。気性の危うささえ見せなければ先でも期待できる馬だと思います。
日曜東京5R 2歳新馬 芝1600m

アブソルティスモとサリオスの2強構成。前半は誰も行こうとせず、13.0-12.3-13.0のドスローでアブソルティスモが押し出されてハナを切る形に。ラスト3Fの瞬発力勝負となって、最後はサリオスが差し切った。
ここまで前半3Fが緩く、隊列も団子になってしまうとハナを切る形になってしまったアブソルティスモにはつらかったか。それでもサリオスは余裕綽々だったし、地力的にも今回の条件ではこちらのほうが多少なりと上だったのだろう。

アブソルティスモは今回こそハナだったものの、次にポジションを取れるかといわれたらそれはなさそう。元々ゲートが怪しい馬ですし、差しに回ることも十分考えられる。サリオスも兄姉が得意としているスロー瞬発力戦に持ち込めたことが功を奏した感じはあるので、ペースが上がったときにどうなるかは気になる。
例年締まったラップからハイレベルになりやすいこのレースだが、今年に関して言えば必ずしもそうとはいえない。上位2頭はやれるはずだけども……。

日曜東京6R 2歳新馬 芝1600m

いきなり1人気のモーベットが出遅れてどよめきがあがったものの、そのモーベットが直線外から突き抜けて快勝。
めちゃくちゃ強い競馬だったと思います。安田記念でもふれたとおり、今の東京芝は後方から外を回しても届かない馬場。それを出遅れというロスもありつつ外を回して軽く圧勝。しかも加速ラップを踏ませて最後まで伸びており、底も見せなかった。

2着のロジアイリッシュも勝ち馬が強いだけで外目から伸びるいい競馬をしていたので、次は相当な相手と当たらない限り勝てるのでは。
牝馬限定戦ですが、5Rよりも6Rのほうが経験値の入る競馬になったとは思います。あくまでも比較でですが……。


そんな感じで、宝塚記念までG1はお休みですが、頑張っていきましょう。

2019年6月2日に行われる安田記念(G1)の予想です。

土曜日に行われた鳴尾記念では◎メールドグラースが快勝!▲ブラックスピネルとの馬連ワイドを的中させました。この勢いに乗って安田記念も当てたいところですね。

予想POINT

それでは、安田記念の印を書く前に、今回行われる安田記念の重要な要素を解説していきます。


外枠に配置された2強、どう扱う?

安田記念の考察は先日の記事で触れたので、詳しくはそちらを読んでいただければと思います。
ポジショニングを判断するためにも枠順は重要でしたが、なんとアーモンドアイとダノンプレミアムの両馬が外枠に。一方でVMのレコードを演出したアエロリットが最内枠に配置されたことで、ハナを切る馬はほぼこの馬に決まったといってもいいでしょう。
この枠並びは個人的に非常に面白くて、ただでさえ素質馬が集まって伏兵陣も強いのに2強に不利な並びだなあと。詳しくは後述していきますが、2強とそれ以外の差は縮まったと私は思います。それこそ先週のロジャーバローズのように、展開の恩恵で逆転できる可能性は十分に出てきました。

府中の馬場とアエロリットが刻むペース

散々各所で言われている通り、今年の現開催府中芝は超高速馬場です。毎週のG1でことごとくレースレコードが出ていて、もはやそれを驚かれすらしない現状がそれを物語っているでしょう。
土曜日の馬場を見ても概ね先週から変化はなさそうで、内枠の馬に恩恵があり、時計が速すぎるおかげで後方から進める馬は物理的に届かないレースばかり。安田記念でも後ろから運ぶであろう馬はチョイスしづらく、それを考えたときにポジションを取るのが難しそうなアーモンドアイは小難しい枠に入ったと思います。

そして最内枠に入ったアエロリット。この枠に入った以上、果敢にハナを主張するのはこの馬でしょう。前走はやりすぎだったものの、元々アエロリットは中盤の緩まない逃げを打ってある程度消耗戦に持ちこむタイプの馬。隊列が縦長になるのもあって外を回る馬は道中のロスが大きく、この馬が逃げるレースは内枠で決まりがち。似たようなキャラの逃げ馬としてマイネルミラノが挙げられますが、あの馬のような逃げかたをイメージしてもらえれば。
元々内枠に恩恵のある馬場に加えて、アエロリットの作る緩まないラップ。それを考えると外枠で比較的スロー向きのダノンプレミアムはあまりに向いてなさすぎる。内枠ばかり引いてきたこの馬にとって、初の多頭数外枠というのも大きな壁でしょう。

こう考えていくと、外枠に入ったことによって2強にもかなり隙が出来たのではと思います。

予想公開

さて、それらを踏まえたうえで予想に入りましょう。

今回印をつけた馬は、以下になります。

2019 東京優駿
◎10.フィアーノロマーノ
〇2.アエロリット
▲14.アーモンドアイ
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△01.ケイアイノーテック
△05.インディチャンプ
△06.グァンチャーレ
△08.ステルヴィオ
△13.ペルシアンナイト


◎10.フィアーノロマーノ

本命は週中に注目馬としてピックアップしたフィアーノロマーノにします。
昨年は京王杯スプリングCを惨敗して安田記念には出走しませんでしたが、その代わりに半年間の休養を経て馬が変わった印象。前走前々走とハイペースを先行して好時計で押し切る強い競馬を身につけ、特に前走は経由馬も次々に好走しているハイレベルなレースだった。

懸念とされている左回りは展開の綾による敗戦も大きく、先述の通り馬自体が当時とは劇的に変わっているのでそこまで不安視はしていない。
もう少し枠が内側だったら文句なしだったものの、ひとつ内が最後方に近い競馬をするであろうスマートオーディンなのでポジションはしっかり拾えそう。
高速馬場に対応できる先行力とアエロリットの作る淀みないペースの両方に合致しそうな馬はこの馬だと判断しました。

〇2.アエロリット

対抗はハナを切ると予想しているアエロリット。前走はあからさまに強すぎるパフォーマンスで誰もが狙いを付けそうなラインなんですが、流石にこの枠を引いて能力適性共に上位となると軽視はできませんでした。
この馬についていくと潰されるというのはVMの走りを見て周りも思っているでしょうし、変な馬が絡まなければスンナリいってよい粘りを見せそう。昨年も乗ってペース配分も上々だった戸崎騎手なら極端な流れにすることもないでしょう。あれだけの走りをしただけに反動は怖いですが、順当に走ってきそうな感じはします。

▲14.アーモンドアイ

1番人気のアーモンドアイは3番手に置きました。
このレースの出走馬に限らず現役馬のなかでも能力は明らかに突き抜けていると思っていて、これまでG1で見せてきたパフォーマンスは凄いものばかり。ありえない位置から差し切った桜花賞、ミッキーチャームの楽逃げを差し切った秋華賞、超高速馬場でありえないタイムを出したJC……。能力でこなせるものの距離自体はマイル~中距離がベストだと思っているので、安田記念も適性的に向いているとは思います。

ただ、今の馬場で差し届くかどうかは微妙なライン。前走やJCでは先行しているものの、それらは2400mだったり少頭数だったりと先行できる環境だった。短縮外枠の今回は位置取りに期待は抱きにくく、後方から一気に差し切る競馬も選択肢に入ってきそう。そうなった場合に届くのか? って感じなんですが、今までそういった競馬で連勝してきたのも事実なのでこれ以上は評価を落とせませんでした。


4番手にはこの馬。昨年の安田記念は大外枠を引いてしまい、外々を回しながらも5着という内容。脚色が鈍ってしまうのも仕方のない競馬でした。
今年は内枠を引けましたし、鞍上も馬郡を捌くのが得意な騎手。前走は海外帰りで叩き台、早々に追うことをやめていたことからも今回は上昇を見込めそう。位置取りが後ろすぎると届かない懸念はありますが、元々実績は上位なだけに通用しても何らおかしくはないです。


以下、連下の△01.ケイアイノーテックは内枠府中替わりのわりに人気がなさすぎるので拾いました。NHKマイルC以降は結果が出ていませんが、毎日王冠は悪くなかったりするので舞台替が良い方向に向けば。

△05.インディチャンプは適性的にピンとくるイメージはないんですが、能力はそこそこあるうえに絶好枠を引けたので、福永騎手であれば先行して3着粘り込みもありえそう。

△06.グァンチャーレも内枠先行馬で、人気がなさすぎるので抜擢。どちらかといえばスローでの好走経験が多い馬なので、ペースが上がったときにどうなるかは未知数。スクリーンヒーロー産駒は過去にモーリスが走っていますし、栗東所属だから関西圏のレースを使うことが多いだけで東京も向いているとは思います。

△08.ステルヴィオは前走こそ外枠から大敗しましたが、マイル以下での実績は見事なもの。高速馬場も得意な馬ですが、淀みないペースに対応できるかは半信半疑。

△13.ペルシアンナイトは買い目に入れようか迷ったんですが、人気が予想以上になく少し余裕もあるので加えました。この枠からどう競馬をするのかは気になるところですが、マイルなら実績上位でしょう。


その他、ダノンプレミアムは無印です。以前の記事でも書いた通り今回のレースに対する適性は微妙。ただポジションを取れる馬なだけに走ってくるのかなあとは考えていたんですが、初めての多頭数外枠となるこの枠なら凡走の可能性は高く、断然オッズを形成している2強の片割れとして買う馬ではないなと。もちろん能力はあるだけに走られる可能性はあるんですが、今回アエロリットの刻む淀みないペースに平然と対応してきたら認識を改める必要がありそう。オッズを生成するため、買い方を吟味したうえで今回は無印としました。

買い目

それでは、今回の買い目となります。

買い目
三連複 : ◎ - 〇▲ - 〇▲☆△ ワイド : ◎ - 〇▲

三連複が本線ですが、ダノンプレミアムを無印としたので、走られてもリカバリーできるようにワイドも抑えました。
合成値換算だと三連複のみで1700%、片ワイド+三連複で1000%となりますが、この辺の調整は各々ですね……。相手は広めに拾ったので三連複を強めに張ったほうがいい気はします。


最後に

2強と目されている今回のレースですが、波乱となるのか2頭のマッチレースが見られるのか楽しみです。
そして今回もレコードタイムが飛び出るのかにも注目です!日曜競馬楽しんでいきましょう!

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