競馬の期待値を難しく考えない!

その他

競馬に興味を持ち、いろいろな方のYouTubeや予想ブログを見るようになると競馬で勝つには『期待値』を追えという言葉をよく見聞きします。

今回はそんな『期待値』について自分なりの考え方を話していきます。

期待値とは

そもそも期待値とは何かを単勝1点購入の場合を例に簡単に説明します。

本命馬(単勝で購入しようと思っている馬)の1着に来る確立×単勝オッズ=期待値

つまり60%ぐらいの確率で勝ちそうだと思っている馬の単勝が2倍だとすれば0.6×2=1.2が期待値となり、逆に人気の無い馬で5%ぐらいの確率で勝つ可能性が有ると思う馬の単勝オッズが30倍だとすると0.05×30=1.5が期待値となります。

年間通してプラス収支を目指すのであれば期待値が高い馬券を買い続けるべきというのが、よく聞く期待を追えという事になります。

1着に来る確率とは?

実際のところ1着に来る確率とは予想している本人の経験、感性であって具体的な求め方は有りません。つまり予想する人によって期待値とは変わってしまうもので競馬の期待値に正解は有りません。

過去のデータで人気毎の勝率(1番人気は30%等)や、各馬毎の実績(5戦2勝なら40%)を用いて求める方がいますが、本来これは少し違います!
大雑把に数値を出すだけなら活用はできそうですが本来の期待値を求める方法とは少し異なります。

期待値をどう考えるか

ここまでの話で私は既に計算するのが面倒くさいと感じていますが、馬連、三連複等の違う券種を購入する際に期待値を求める事は余計にややこしく手間となります。

では1頭1頭の期待値を追わずに私がどう考えているかを順に説明していきます‼

①まずは自分の的中率を知ろう

私はネットケイバの俺プロに参加しているので、全く同じ買い方をしていないにしても年間のおおよその的中率は見ることができます。
(2021年20%、2022年23%、2023年28%、2024年途中22%)
上記の数字から私の的中率は20~25%程と分かります。

自分自身でおおよその的中率が分からない人はメモをするなりして、ざっくりと調べる事から始めるべきだと思います。

②上限金額、好みの券種を考える

ベースとして一か月いくら使えるか、何レース購入したいかを事前に考え、1レース当たりの購入金額を決める。
基本的には全レース当たらない前提で無理のない金額設定にする事をおすすめします。
私は競馬を生活の中心に考えているので無理なく生活できる金額の2.5倍~3倍ぐらい使っており的中状況によっては生活が苦しくなる時期も有ります…

券種に関しては色々と試してきた結果、私には馬連が一番合っていると思っておりメイン馬券として考えています。
券種の好みは人それぞれなので自分自身で軸としている馬券が何かを考えてみましょう。

③軸となる馬券、的中率、上限金額を組み合わせる

券種毎の購入点数に関する考え方は過去記事でご確認ください。

的中率20%~25%に対して私の馬券の軸は馬連5点なので、5レースに1回的中してプラスになるオッズを狙います!
1点100円×5点×5レース=2,500円となるので最低25倍以上の馬連を購入し、それより低いオッズを買わない事が期待値を追う事になっていると考えています。
そこから他の券種を買って更なる上振れに期待したり、保険的な馬券を購入したい方は軸となる券種が的中した際に同時的中の可能性がある馬券を買い足す事をおすすめします。
※良くない例:馬連①→②③④⑤⑥、単勝⑦

他の券種を買い足す場合の考え方も同様で、単勝を買い足すなら5倍以上の馬を1点買うか、10倍以上の馬を2点買うなどして自分自身の的中率に対しての考え方は一緒です。
券種を買い足すなら、片方の馬券しか当たらなかった場合に合算の購入金額に対して回収率が最低でも250%前後になる事を意識すると良いでしょう。
私の軸としている馬連5点を例に挙げると2,500円的中が250%となるには1レースあたりの購入金額上限は1,000円となり、別の券種を500円まで買い足す事が可能な計算になります。
例:500円で単勝を買い足すなら5倍の馬に1点、三連複を買い足すなら25倍以上つくところを5点購入で上記の条件を満たします。

次の項目で本命党と穴党の考え方の違い、券種毎の組み合わせ例等をお話します。

券種毎の組み合わせ例

ここからは的中率20%前後と想定して本命党と穴党の軸選びの考え方から券種毎の組み合わせ例まで解説していきます。

本命党
1番人気の馬に勝つ確率が最も高い単勝オッズ5倍以上の馬を探す。1番人気の単勝が5倍以上になる割れたレースでは1番人気を本命にするのも有り。単勝5倍以上ない馬は1券種の購入で回収率500%に満たないので的中率が高くないとプラス収支は難しくなります。
券種の軸におすすめは単勝、馬単、三連単等の1着を想定して買う馬券。他の券種を買い足すおすすめは次の券種毎の組み合わせ例で話します。

穴党
2着または3着以内に来る確率と人気のバランスを考えて本命を選んでいきます。
券種の軸はワイド、馬連、三連複等の勝ち切らなくても的中の可能性があるものをおすすめします。

単勝

単勝を軸にする方は上振れを狙うなら馬単、三連単を買い足し。保険の券種は複勝、ワイド、馬連、枠連、三連複となります。

上振れ狙いの例:単勝6倍1,000円、30倍以上の馬単6通り各200円。
保険馬券の例:単勝6倍1,000円、本命から10倍以上つくワイド2点、各700円。

複勝

複勝を軸にする方は、どの券種を買い足しても上振れ狙いとなりますが、回収率の条件を満たせないため20%前後の的中率で軸の馬券とする事は推奨できません。

複勝で勝負する方は狙うオッズ次第ですが40%~60%程度の的中率が求められると思います。

ワイド

ワイドを軸にする方は上振れを狙うなら馬連、三連複を買い足し。保険の券種は基本必要ないが、あえて買い足すなら複勝か。

上振れ狙いの例:8倍~10倍以上を目途にワイド3頭ボックス各500円。同時的中になるように馬連2点、各200円、三連複1点100円。

馬連・枠連

馬連、枠連を軸にする方は上振れを狙うなら馬単、三連複、三連単を買い足し。保険の券種はワイドがおすすめ。

上振れ狙いの例:25倍以上の馬連5点、各200円。同時的中の可能性がある馬単5点、各200円or三連複1頭軸相手5頭、各100円(50倍以上つかないとこは消す)。
保険馬券の例:25倍以上の馬連5点、各200円。同時的中の可能性があり配当が5,000円以上になるワイドに資金配分。

馬単

馬単を軸にする方は上振れを狙うなら三連単を買い足し。保険の券種は単勝、馬連がおすすめ。

上振れ狙いの例:25倍以上の馬単5点、各200円。三連単1着固定フォーメーション10点、各100円。
保険馬券の例:25倍以上の馬単5点、各200円。本命の単勝1000円。

三連複

三連複を軸にする方は上振れを狙うなら他の券種を買い足すより購入金額を増やしたり、紐に穴馬を入れたりと同一券種内で調整する方が良いと思います。保険の券種は馬連、ワイドがおすすめ。

保険馬券の例:50倍以上の三連複1頭軸相手5頭、各100円。馬連、ワイドで同時的中の可能性がある馬券で5,000円以上の配当になるよう資金配分。

三連単

三連単を軸にする方は上振れを狙うなら三連複同様に同一券種内での調整が良いでしょう。保険の券種は単勝がおすすめ。

組み合わせの幅が広く、本命馬の人気次第でオッズの変化も大きいので、単勝のオッズも確認しながら点数、資金を細かく調整する事が必要な難易度の高い券種となります。

まとめ

長々と書いてきましたが、ここまでの内容は年に数百レースを購入し、年間通してプラス収支を目指している人以外にはあまり関係ありません。

G1しかやらない、たまに友人と購入するだけ、その日を一喜一憂したいという方も多くいると思います。そういった方達は期待値など深く考えず自分が楽しいと思う予想、買いたい馬券を購入するべきだと思います‼

あまり考えすぎて楽しくなくなってしまうのはもったいないので!

考え方の一つとして少しでも誰かの参考になっていれば幸いです。


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